TORQUE SKT-01の電池もち LTEとWIFIとの比較|android一記録

TORQUE SKT-01の電池もち LTEとWIFIとの比較

公開日: 2016年1月8日金曜日 android JB LTE skt-01 WIFI 電池もち 電池持ち

 TORQUE SKT-01において「WIFIの方が3GやLTEよりも消費電力が大きい」という報告がネット上でいくつかある。これが本当か検証するべく実験を行った。今回の実験の結果、一般則と同様、WIFIの方が3GやLTEに比べて電力消費の小さいことがわかった。



背景と目的

一般的なスマートフォンにおいて電波の消費電力は距離に依存する。ゆえにLTEや3GよりもWIFIを受信した方が発信源からの距離が近くWIFIの使用時は3GやLTEの使用時と比べ消費電力は少ないという。

 しかしTRQUE SKT01を使用した場合においてはいくつかのサイトにてWIFIの方がLTEや3Gよりも消費電力が大きいといわれている。(にちゃんねる価格.comブログ

 これらの報告がすべて異なる情報源から発生したものかはわからないが、WIFIの方が3GやLTEよりも大きな電力消費をするのならば設計上問題である。そこでこれらの現象が私の機体でも起こるか実証したく下記実験を行った。


実験方法

測定機種

使用したOS、カーネル、ビルドは下図のとおりである。
OS、カーネルおよびビルド

選択ネットワークモード

前回の記事よりより電力の消費がしにくいLTE/3Gとした。

通信関係の比較条件

GPSはON、BLUETOOTHはOFFの条件で
1LTE(データ通信)+3G(通話)
2※WIFI(データ通信)+3G(通話)
3(おまけ)LTE(データ通信)+WIFI(テザリング)+3G(通話)
LTE,WIFIともにデータ通信をしている状態で、積極的なアクセスはしない場合における比較をした。

※WIFIデータ通信はスリープ時でも「常に使用」を選択。
  WIFI最適化ON、接続不良時の無効をOFFとした。(下図参照)
※WIFI詳細設定
常に同期するアプリとアカウントはgmail(4.7.1)で3アカウント分、facebookメッセンジャー(2.2.3 release)で1アカウント分ある。インストールアプリは下図のとおりである。

必要なアプリ以外は基本的に無効化(ハングアウトやグーグル+など)し、無駄にインストールはしない。lineはインストールしたがアクチベーションしていないため通信はしていない。さらにgoogle playのアプリの自動更新は「しない」を選択した。

測定時間

3時間スリープ後の電池残量(電力消費量)を比較した。(1時間では単純な比較が出来ないと考えたため)


実験結果と考察

1LTE(データ通信)+3G(通話)

3時間で4%の電池消費がなされた。これから1時間当たり1.33%の消費量であると言える。



2WIFI(データ通信)+3G(通話)

WIFIからのデータ通信時、一般的に3GやLTEのデータ通信が遮断される。そこでWIFIの電波が切れない程度に移動しつつ、電力消費を見ることとした。
3時間で2%の電力消費がなされた。これから1時間当たり0.67%の消費量であると言える。



3(おまけ)LTE(データ通信)+WIFI(テザリング)+3G(通話)

テザリングをする場合は通常、LTEや3Gで電波を拾いつつWIFIで発信する。また3GやWIFIで通信している場合と比べディープスリープしないと思われる。よってどの条件よりも過酷な条件即ち多大な電力消費量であると考えられた。そこでそうした条件も試しに比較してみた。
3時間で30%、1時間で10%程度の電力消費がなされた。1の場合と比べ約10倍の電力消費量であった。 


 これらの結果から1WIFI、23g・LTE、3テザリングの順で電力消費が少ないことが解った 。一般則のとおり、WIFIのほうが3GやLTEよりも電力消費が少ない。

 なお通常製品を購入してWIFIを使用する場合、ネットワークモードは初期のLTE/3G/GSM(自動)にしていることがほとんどである。この状態で試験すると、ひょっとするとデータ通信をWIFIで使用している場合、CSがGSMに固定されてしまって、電力消費が大きくなるのではないかと考えた。

 だとするならば、ネットワークモードの改善を図るのが急務で京セラに改善提案を出すのがよさそうだ、と思われる。
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